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 「いつか何処かで」

8. 広瀬川七夕


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 一関から蔵王国立公園にぬけ、花ランド花夢花夢で夕食後、
山形花笠踊りの見物をしました。
山形県旧庁舎前の大通りには、山形花笠踊りの人が多く待ち、踊りが始まると老若男女踊りの輪中に入っていきました。
花笠は唯一曲ですが、踊り方、歌詞などで興を得るものでした。
最上57万石城下町山形は、サクランボ、洋梨、リンゴ、ブドウ、スイカなどのフルーツのほか、紅花の産地でもあり、花果の里に相応しい踊りでした。
 蔵王温泉はスキーでにぎわう温泉地です。
山形の宿は喜らくという旅館に泊まりました。
那須火山帯の山形には平地、山海に86の温泉があります。
特に蔵王温泉は、高級馬の保養地でも知られています。
泉質は山形衛生研究所の調査によると、
含硫化水素強酸性明礬緑ばん泉で温度48.4度、
蒸発残留物3284mg/kg、pH1.45です。
おもな陽イオンは1キログラムあたりAl3+ 274, Ca2+ 110, K+ 70, Fe2+ 64, Mg2+ 60, Na+ 60, H+ 36, Mn2+ 2ミリグラムで、
陰イオンはHSO4 - 2235, SO4 2- 1870, Cl- 697, F- 25, Br- 2、
溶存ガス成分はCO2 398, H2S 6、
非解離成分はメタケイ酸(H2SO3)251、
メタホウ酸(HBO2)7ミリグラムとありました。
 翌朝、仙台にでかけました。
伊達政宗仙台城の外堀は広瀬川です。
東北の七夕はこの川に流れます。
願掛けの五色の織り糸は吹き流しとして
仙台の街を悠々と色彩しています。
仙台は千代、末永く代々残ることを祈願しています。
昔から祖霊を迎え祈願する七夕には七つの道具が欠かせません。
一、織り糸、願掛けの吹き流し
二、和裁上達、災難避けのための着物、紙衣
三、金運、商売繁盛を願う巾着
四、長寿を願う千羽鶴
五、豊漁、豊作を願う投網
六、倹約、清潔のための屑篭
七、文芸の上達を願う短冊
平安無事、子孫繁栄の願いをのせて仙台の七夕は祭祀されます。
 東京に帰ってきました。
東京の夏はクマゼミで始まります。
そして、ミンミンゼミの鳴き音とともに祭りも始まります。
暑いコンクリートジャングル東京には来たくないと思いつつ、
日本の首都です、やはりここに帰ります。
日本の三大祭りは、東京の山王祭り、京都の祇園祭り、
そして大阪の天神祭りといわれています。
東北の四大祭りは、青森のねぶた、秋田の竿灯、山形の花笠、仙台の七夕とされています。
人が多く集まる都には大きな祭祀があり、
それがまた人を集めるのです。
人々の集う夏の祭りは、故郷への帰郷の念そして先祖への供養の祈りを思い出させるものと感じました。


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