インターネット「ぴゅう太郎」 「いつか何処かで」
2 北陸の蟹
北陸は越前蟹がおいしいのです。
オスはズワイ蟹、メスは小振りのセイコ蟹です。
冬になると身が引き締まり格別ですが、
夏の蟹も美味しいのです。
観光バス「カニパック」に乗って蟹を食べにいきました。
名神高速自動車道路の米原から北陸高速自動車道路に乗り換え
敦賀ICで降ります。
北陸はトンネルが多くあります。
米原から福井北まで10カ所以上もトンネルがあります。ただ、関越自動車道の第1、第2、そして恵那山トンネルのような長いトンネルはありません。でも雪が深いのでたくさんのトンネルがあるのです。
敦賀の少し手前に刀根(トネ)という場所がありますが、これはアイヌ語で雪が深いと言う意味だそうです。なぜ、ここにアイヌ語があるのでしょうか。北前船と関係はないのでしょうか。
さて敦賀で高速道路から降り、有名女性歌手が住むというマンションを横に見ながら、国道8号線を北上します。この道は1本道で街道には、杉津(スイズ)海水浴場、河野海水浴場などがあります。当然、夏休みには、交通渋滞があり、混雑します。
向こう岸には、敦賀半島が見渡せます。
海の色は朝夕、行きと帰りで大きく異なり、深い青緑色からグレーに変わります。敦賀半島には、飛騨、紀伊半島といった1500m以上にしか棲んでいない天然記念物の日本カモシカがいるそうです。その梺の海岸線には日本で2番目にできた原子力発電所が見えます。道路沿いには、水仙の壁画が目に付きます。年末になると淡路、房総、そしてこの越前の岸壁で、黒潮に流されてたどり着いたという水仙が、南方の海を向いて一斉に咲きます。機会があれば観たいと思いました。が、花より団子、蟹と甘エビが先です。2時間半ほどで、蟹料理店につきました。
甘エビはすべて深い青緑の卵を持っていました。全てメスです。甘エビは雌雄一体で、子供のころはオス、大人になるとメスになるそうです。蟹と甘エビを食べた後は、紺碧の海を眺めてしばし休憩。その後、武生の越前ソバの工場を見学しました。ここでは、ソバの三角の実を臼で擦って白い粉を手にとって味を看ました。いかにもビタミンBが多そうなほろ苦い味がしました。冷たいソバ羊羹を試食しました。武生は菊人形、竹人形で知られています。
桜は男に、菊は女に好まれる花です。武生は女の好む街です。
越前富士という日野山そして北前船の博物館を横に見ながら、帰路につきました。敦賀ICにのる前に昆布館に立ち寄りました。ここにはあらゆる昆布があります。昆布工場を見学した後、売店には昆布チョコ、昆布アイスクリーム、そしてレストランには昆布パフェなど変わりだねもありました。私は、北陸には何度も自動車で来たことがありましたが、今回のようにバスに乗ってお任せ気分で気軽に来れることを再発見しました。トンネルに入るとナトリウムランプの色が不思議な気分にさせます。
ランプの色は排気ガスの汚れを消し、女性を美しく見せるといいます。銀座を歩く女性がこのランプのおかげで一段と美しく映るのはこういう訳です。
バスの中で訳の分からない理屈をこねながらウトウトと眠りながら夕暮れのグレーの海を蹟にしました。
「いつか何処かで」